2018年度 グリーンコープ「産直」「商品」学習会

 

<はじめに>
グリーンコープに集う私たちは、一人でも多くの組合員にグリーンコープの商品の良さを伝え利用を拡げることが大切だと考え、例年年度当初に、オールグリーンコープで、「産直」「商品」学習会を開催しています。2018年度も福岡と岡山の2会場で開催し、連合職員を講師に学習しました。学習会の様子について報告します。

福岡会場
日時:2018年4月16日(月)
場所:博多バスターミナル 大ホール(9F)
参加者:組合員        107名
     共同体本部組合員事務局  6名
講師:連合農産部本部長   長谷川さん
   連合商品部兼畜産部部長 濵﨑さん
   連合農産部       池下さん
主催:共同体商品おすすめ委員会

岡山会場
日時:2018年4月17日(火)
場所:岡山国際交流センター     
   レセプションホール(地下1F)
参加者:組合員         71名
    共同体本部組合員事務局  3名
講師:連合農産部本部長   長谷川さん
   連合商品部兼畜産部部長 濵﨑さん
   連合農産部       池下さん
主催:共同体商品おすすめ委員会

<学習会の様子>
 
1.グリーンコープの「産直」について
(1)その生産物を誰が作っているのか明らかである。
(2)その生産物がどのような生産方法(栽培・飼育など)になっているか明らかである。
(3)生産者とグリーンコープ(組合員)との交流ができる。
(4)生産者の側からみても産直提携が実感できる。

畜産の産直について
「産直国産牛」と国産牛、輸入牛との違いを学習しました。「産直国産牛」はnon-GMO(遺伝子組み換えでない)トウモロコシの飼料を与え、肥育期間においてはモネンシン(抗生物質)、成長ホルモンは使用せず、誰が育てたのかわかる、安心・安全でおいしい牛肉です。そして昨今、国内の牛肉を取り巻く大変厳しい状況もあり、とても貴重な牛肉となっています。「産直国産牛」をみんなで食べていくことで貴重な牛肉を守っていくことを学びました。

産直びん牛乳について
グリーンコープの食べもの運動の象徴である産直びん牛乳は、ほんものの牛乳が欲しいという組合員の願いに、生産者とメーカーが応え実現した、どこにもない牛乳です。
昨年、産直びん牛乳ノンホモiTQi(※)優秀味覚賞(2つ星)を受賞し、ヨーロッパで美味しさと良さを認められたことを受けて、これから更に盛り上げていきたい。この素晴らしい産直びん牛乳を未来の子どもたちに残していきたいという皆さんの願いを込めて、利用普及していくことが重要です。

※iTQi
International Taste&Quality Institute(国際味覚審査機構)の略称。ブリュッセル(ベルギー)に本部を置き、世界中の食品・飲料品の「味」を審査。優れた製品を表彰・プロモーションを行う。審査員は、ヨーロッパで最も権威のある調理師協会および国際ソムリエ協会に属する一流シェフやソムリエで構成される。
青果の産直について
産直青果は生産者と組合員が顔の見える関係作りをしています。生産者は安定して農業が続けられ、組合員は安心して生産物が購入でき、共に日本の農業を守っていきます。
誰が、どのように作っているか出荷する全ての生産者、圃場情報を登録しており、作業日誌、出荷時記録など栽培履歴(トレーサビリティ)を実施しています。また、定期的に記録の確認を行なっています。

環境ホルモンの疑いがあるといわれている物質の中で、最も多いのが農薬です。野菜類は環境ホルモンの疑いのある農薬の使用は原則禁止しています。果物類は生産者の努力で慣行栽培より農薬をかなり減らしています。気象状況などで作柄が悪い時は、代替品を届けることをせず欠品としています。

米の産直について
産直「赤とんぼ米」は、赤とんぼがとびかう豊かな田園風景や自然を守りたいという願いが込められています。グリーンコープのお米は「有機栽培米」「A栽培米」「B栽培米」「C栽培米」の栽培基準があります。C栽培米は市販の特別栽培米と同等の栽培基準です。
米の価格は相場価格の変動により、生産奨励金を設けて、米作りが継続できるように価格を決めています。そしていろいろな産地、品種、精米の歩合いの違う米があり、自分の好みの米を選び食べることができます。そして、皆で食べることで日本の農業と環境を守っていくことに繋がります。

 

2.グリーンコープの「商品」について
 
商品生産・製造認証システム他
グリーンコープの商品開発は、原料、添加物、包材等についての約束を基に商品の設計図と言える商品仕様書を作成し、提案され、組合員が味や包材デザインなども含め検討、確認して商品化されます。グリーンコープの商品は三次原料の内容まで確認ができます。さらに、グリーンコープ商品生産・製造認証システム(GC商品認証システム)で第一者監査(自主確認)、第二者監査(グリーンコープ)を行ない安心・安全を確認しています。

non-GMO異性化糖、環境ホルモン対応缶によるGC缶詰
non-GMO異性化糖
グリーンコープ商品に使用している甘味料「異性化糖(ブドウ糖果糖液糖・果糖ブドウ糖液糖)」がnon-GMOに変わっていきます。組合員の長い間の要望が実現し、子ども向けのお菓子から変更していきます。まずはリトルポッキンチュー、ソーダポッキンチューから始まりました。併せて、遺伝子組み換え食品の健康被害などの資料の説明がありました。
1998年、環境ホルモン(ビスフェノールA)が溶出する可能性がある缶詰23品目を供給停止してから、長年検討を重ねてきました。今年度、環境ホルモン対応缶(タルク缶)で製造できる新規メーカーと出会いました。ほとんど手作りのいわし、さんま、さばの各種水煮、味付け(醤油)、味噌煮缶が新登場しました。

 

参加者の感想

 

 

福岡会場での感想
・学習会に参加して、改めて食の大切さを実感した。安心・安全なものを利用できるのは、生産者やたくさんの方々の努力があってできることだと思った。組合員に伝えていきたい。
・組合員数が増えているにもかかわらず、産直びん牛乳の利用が減っていることにショックをうけた。もっともっと産直びん牛乳の良さを伝えていきたいと思う。ポッキンチューやGC缶詰のこともぜひ伝えていきたいと思う。
・学習内容の中で、特に「遺伝子組み換え反対運動」と「環境ホルモンについて」を伝えていきたい。「私たちの運動が商品という形になりました!」という伝え方をしていきたい。

岡山会場での感想
・グリーンコープの産直の意味、生産者が再生産できる価格、生産奨励金の大切さがわかった。特にお米の利用が増えることが、日本の農業を守ることにつながると思った。
・青果の欠配については、昨年の冬から今年にかけて大変だったが、欠配になる仕組みや、生産者の方々がもっと大変な思いをされたことがわかり、伝えていきたい。
・non-GMO異性化糖への変更、環境ホルモン対応のGC缶詰は組合員にとって魅力的なので、知ってもらえるように伝えていきたいと思う。
・グリーンコープの商品は組合員の声を大切に、すべてにおいて活かされている。また、生産者も大切にし、人、環境を大事にしていることを伝えたい。私たち組合員に必要なことは市場価格に振りまわされず、毎週利用して食べ続けていくことだとわかった。

 

3.学習会を終えて

今年度は、異性化糖のnon-GMO化や環境ホルモン対応缶による魚の缶詰が登場するため、学習に遺伝子組み換えや環境ホルモン問題を盛り込み、改めてグリーンコープ商品について理解を深めることができました。組合員の願いを実現したたくさんの商品がありますが、ポイントを絞った学習で、グリーンコープ商品をトータルに知ることができました。参加者からも「グリーンコープのこだわりや良さがよくわかった」「どの商品も自信を持って利用普及していける」などの感想が多く出されました。
組合員の思いと、生産者・メーカーの思いがひとつになった商品の利用普及を、熱く元気にすすめていきたいと思います。

共同体商品おすすめ委員会

2018年6月28日

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