2017年度 グリーンコープ共同体 平和学習会

 

演  題:いま、未来へのまなざしを
講  師:西岡 由香さん
日  時:2018年1月22日(月)10:30~12:30
会  場:福岡センタービル10階 会議室(福岡市)
参加者:108人
主  催:グリーンコープ共同体組織委員会

 

 グリーンコープ共同体組織委員会ではこの間、グリーンコープの「平和」についての考え方を学び平和について考えるきっかけの場として、平和学習会を開催してきました。
 2017年度は、参加した組合員一人ひとりが平和について広い視点で考え、深めることができる学習会として、長崎県出身で漫画家の西岡由香さんを講師に迎え、開催しました。その様子についてお知らせします。
*平和学習会の詳しい内容は、共生の時代3月号をご参照ください。
<学習会の様子>
講師の西岡 由香さん
講師の西岡 由香さん
 被爆者の体験を漫画や紙芝居、講演などで伝えている西岡由香さん。
ピースボートに参加しさまざまな国を訪れるなか、平和の活動は、特別な人が特別のことをするのではない、自分の特技を活かし誰もができることだと気づかされ、得意な漫画で、平和の大切さを訴える活動を始められました。地元長崎に落とされた原爆を題材にしたいと考え被爆者に取材をし「被爆者のみなさんから聞いた話を襷(たすき)にしてたくさんの人に伝えたい、そのことを通じて平和を訴えていきたい」と活動されています。
 「『今日の聞き手は明日の語り手』、みなさんもぜひ聞いた話を周りの人へつないでください」と語られました。
 原発に頼らない政策で成功している自治体の紹介もあり、未来へのまなざしを持ち、参加者が広い視点で平和について考えることができた学習会でした。
<参加者のアンケートより>
(1)本日の平和学習会に参加しての感想
・長崎の原爆のこと、被爆された方のこと、被爆後のことなどを漫画にして教えてくださり、とてもわかりやすかったです。原爆の話から核兵器~憲法~権利、そして実際に市民の手で変わっていった脱原発に向かう自治体の事例を教えていただき、平和や脱原発に向かっていけるという勇気をもらいました。
・長崎で平和について学び続けてきましたが、戦争を知らない世代が語り継いでいく目的や方法はたくさんあると考えさせられました。暮らしのすべてが平和につながっていることをじっくり考えるひとときとなりました。
・戦争の話について戦後72年が過ぎ、いよいよ戦争体験者が少なくなっている今、次世代に戦争の悲しさを伝えることを考えた時「今日の聞き手は明日の語り手」という言葉が胸に響きました。忘れてはいけない「日本の戦争」を子どもたちに伝えていくために、親として自分が戦争の悲しさを学び、自分が思う平和をどんどん伝えていく義務があるように感じました。原爆の恐ろしさ、すべてが無になる恐怖を、原発を持つ日本は真剣に考えていく必要に今せまられていると思いました。
・平和、憲法、自然エネルギーまでそれぞれ別のテーマと思っていたものが、今日の話ですべて繋がっていると感じることができました。自分たちの行動で、動きそうにないもの、変わりそうにないものを変えられると改めて思いました。
(2)今後の活動に活かしていきたいこと
・いつも平和学習会に参加したあと「自分に何ができるのだろう」と、もどかしい気持ちになっていましたが、西岡さんの話は、自分の経験から「平和活動イコール特別なことをするのでなく、できることをする」ということを教えていただき、とても勇気づけられました。
・戦争体験がなくても語り継いでいくことができるんだと思いました。今日の話すべてを、今後に活かしていきたいと思いました。
・「平和をつくる、自分の得意なことで!」ということに勇気づけられました。平和を当たり前に感じてきた世代なので、わざわざ「平和を」と口にしたり運動をしたりすることに抵抗感がありましたが、特別なことではなく、日常の延長としてできることから始めていきたいと思いました。
・平和から環境まで盛りだくさんで勉強になり楽しい講演でした。前半の戦争の話はとても悲しくつらい話で、強く平和について考えることができました。後半の「変化の波は地域から」は、小さな一人が、小さな地域がどんなに叫んでもどうせ無理なことではないかという思い込みが間違っていると改めて感じました。小さな活動を少しずつ積み重ね、いつしか国や社会が変わる日を信じて、日々活動をしていきたいと思いました。
<学習会を終えて>
 
組織委員長 佐々木さん
被爆者の証言を描いた紙芝居やイラストとともに戦争の記憶が語られ、戦争がいかに悲惨で愚かなものであったかをあらためて思い知り、過ちを繰り返さないために記憶をつないでいくことの大切さ、また、戦争を体験していない私たちが戦争を語り継ぐことの意義や可能性を考える機会となりました。
「地域でいのちを守る」「安心・安全な暮らしを子どもたちに残す」などのビジョンをもって地域で自然エネルギーなどに取り組む二つの自治体のお話は、私たちがすすめる脱原発や“グリーンコープでんき”の取り組みとも重なり、今後に向け希望を抱くことができました。
平和活動のお話から、環境やエネルギーへと話題がひろがりました。いのちや暮らしを考えるとき、すべてつながっていることを実感し、平和についてやわらかく広い視点で考え、深める学習会になりました。

2018年1月22日

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