九州産の香り豊かな梅でコクのある梅酒を
従来、梅酒は焼酎で漬けられてきました。それはなぜかと言えば、アルコールの濃度が30度以上あるからこそ梅の風味を抽出できるからでした。日本酒は基本的にアルコール濃度が低く、20度を越えるには技術的な努力が必要なのです。グリーンコープが依頼して20度近い日本酒の原酒が造られ、その原酒で梅酒が漬けられるようになりました。
梅の九州産の鴬宿、青軸、白加賀などの品種を合わせ大分県大山町農協から送られてきます。まるごとそのまま食べる梅なので出来るだけ農薬を使わず有機質の肥料を使って作っています。
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ところで梅酒に氷砂糖を使うのは、砂糖が溶けるにつれて浸透圧の変化で梅の旨みがゆっくりと出てくるからなのです。梅に穴を開けたり傷をつけたりするとせっかくの透明度がなくなるばかりか、味もにごってしまいます。
もうひとつの効用は、飲み頃を早くし、夏を越えて秋頃には飲めるようになります。そして一年ほどで飲み頃が過ぎてしまうので、一年で飲みきるようにしてください。 |
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