料理研究家・坂本廣子さんのグリーンコープたべものがたり料理研究家・坂本廣子さんのグリーンコープたべものがたり
オリーブオイルの民衆交易で
            パレスチナの農業支援を
8月Vol.1

生でよし、炒めてよし、保存もよし。万能選手のオリーブオイル
食べものの特徴は風土に現れ、植物は同じ品種で同じ種を使っていても、気候が違うと味が変わってきます。気候が違うと味が変わってきます。パレスチナは地中海に面した国で、地中海原産のオリーブを育てるのにとても適した気候区です。
良いオリーブオイルは爽やかな果物の香りがしますが、科学的な抽出方法や、抽出時の熱の影響により、せっかくの香りがなくなってしまいます。手間はかかりますが、つぶして搾る伝統的な製法が一番よい方法なのです。
オリーブオイルの香りを楽しむには、サラダやパンにつけて食べるのがいいでしょう。また熱を加えても酸化しにくいので、炒め物はもちろん、保存して使う調味オイルにも向きます。
そして何かと物騒な面ばかりが強調されがちなパレスチナですが、現地にも私たちと同じ人が同じように日常生活を送っています。このオリーブオイルをわたしたちが食べ続けることが、パレスチナのオリーブ産業を支え、職を守り、ひいては平和な生活を支えることになるとも言えます。


アラポブレ
アラポブレ
アラポブレ
材料
2人分(1人分熱量約387kcal/塩分約0.4g)
所要時間/約10分

材料
魚(アジ、いわしなどのフィレ)…250g、
塩…小さじ1/6、オリーブオイル…大さじ2
お好みで
にんにくチップ…少々、唐辛子…少々、
レモン…スライス2〜3枚
作り方
[1] 魚に塩をふり、グリルなどで軽く焦げ目がつくまで焼く。(ない場合はフライパンで焼いてもよい)
[2] 熱いうちに皿に盛り、オリーブオイルをかけていただく。
魚のほか、貝、タコやイカ、エビなどの海鮮に塩を振って焼き、同じようにオリーブオイルをかけてもよい。

材料

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