商品 民衆交易
民衆交易とは?
1985年に起こった砂糖価格の世界的大暴落により、砂糖の島「フィリピン ネグロス島」は飢餓の島となりました。そこで、日本の生協や消費者団体はJCNC(日本ネグロスキャンペーン委員会)と協力して緊急支援に取り組みました。募金や寄付は一時のこと、もっと継続的に彼らを支援することはできないか。そう考えたとき「ネグロスで生産されたモノを買う」という発想が生まれました。
彼らが生産したモノに、正当な対価を支払い買う。そうすることで、「施しを与える・受け取る」というのではない対等の関係が生まれる。こうして砂糖の島ネグロス島から「マスコバド糖」が日本の消費者に届けられるようになりました。その価格には現地の人たちが自ら生産と生活の基盤を作るための「自立支援金」が含まれていましたがその試みも初めてのことでした。これが「民衆交易」の始まりでした。その後、ネグロスからは「バランゴンバナナ」の輸入もはじまりました。
「民衆交易」がはじまって約30年、商品は、インドネシアのエコシュリンプ、パレスチナのオリーブオイル、東ティモールのコーヒー、パプアのカカオを使ったチョコレートへと広がり、また、民衆交易を通したアジア各地の連帯も広がっています。
民衆交易(ネグロス)バナナ

民衆交易(ネグロス)バナナ、マスコバド糖
民衆交易(ネグロス)バナナ マスコバド糖
今では民衆交易のシンボルともなっている「ネグロスバナナ」の民衆交易は1989年にスタートしました。選ばれたバナナの品種は、ネグロスの人々の食生活や地域経済に影響を与えない、薬漬けでない、日本人の味覚に合う「バランゴンバナナ」です。
マスコバド糖は民衆交易初の商品。ネグロスの伝統的技法で作られる黒砂糖です。

エコシュリンプ
エコシュリンプ 広々とした池に他の魚などと一緒に放し、自然のままの環境で育てたエビ(ブラックタイガー種)です。水草を一度発酵させることでエビのエサとなるプランクトンを発生しやすくしているほか、1m2あたり3尾という広々とした環境のため病気の心配も無く、人工のエサや抗生物質を与える必要がありません。収穫されたエビは、産地で凍結・パック詰めされた製品として出荷されます。
消費者の手元に届くまでに解凍・再凍結されることがないので鮮度がよく、プリプリした食感のエビです。

パレスチナのオリーブオイル
古くから平和の象徴とされるオリーブは、パレスチナの人々にとって特別な意味を持つ生命の果実。宗教的に神聖なものであると同時に、毎日の食生活に欠かせない味であり、主要な貿易産品でもあります。ひと粒ずつ手摘みで収穫したオリーブの実を無添加・無化学処理で低温圧搾しています。そのため栄養分が損なわれることなく、また香りが良いのも特長です。さっぱりとしていながらも深い味わい、そのままでも使えるエキストラバージンオイルです。 パレスチナのオリーブオイル

東ティモールのコーヒー
東ティモールのコーヒー 21世紀最初の独立国、東ティモール。
コーヒー豆の栽培は東ティモールで唯一とも言える産業で、実に人口の4分の1の人々がコーヒーで生計を立てています。 「GC東ティモールコーヒー」を購入することが東ティモールのコーヒー生産者の収入となり、自立を支援することになります。

朝の一杯のコーヒーから始まる私たちの暮らしが、一本一本のコーヒーの木を育て、自立に取り組む東ティモールの人々の生活とつながっていきます。

パプアのカカオを使ったチョコレート
赤道直下にある世界で2番目に大きな島・ニューギニア島。島の西半分がインドネシア領パプアです。

パプアの豊かな大地・森でカカオ豆を栽培し、出荷。インドネシアの東部でチョコレートに加工しています。
カカオの販売によって、パプアの人々は自分たちの手で暮らしと地域を創ることに挑戦しています。

 「インドネシア・パプア州組合員ツアー」報告(2015年)
パプアのカカオを使ったチョコレート

互恵のためのアジア民衆基金
グリーンコープの四つの共生の一つ「南と北の共生」をカタチにしたのがネグロスからはじまった民衆交易であり、そこから広がったアジアとの連帯です。 アジアの人々との交流は私たちを豊かにしてくれます。同じ地球に、同じアジアに生きる者同士、お互いがよりよく生きるための基金を、民衆交易品(バナナとエコシュリンプ)の本体価格とは別にお預かりしています。私たちの利用がアジアの人たちを応援することになります。
商品イメージ
 「互恵のためのアジア民衆基金」第七期通常社員総会


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