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青果・米委員会視察交流報告 NO.3

 
 

周囲を山に囲まれた甲府盆地は、昼夜の気温や寒暖の差が大きく、傾斜地が多く水はけの良いことから果樹栽培が盛んな所です。
やまなし自然塾は、91年9月に山梨自然科学研究所の向山さんの呼びかけで、土と水にこだわり安全でおいしい農産物づくりを目指した仲間が集まり設立されました。
 グリーンコープとはBMW技術を通して出会い、桃(白鳳、白桃)、ぶどう(デラウェア、甲斐路、甲州、ピオーネなど)が出荷されています。
(組合員 6名、職員1名参加)
 

 ≪黒富士農場 堆肥工場・BMW施設≫




  平飼いの鶏舎  
向山さんからお話を伺います
鶏糞の堆肥施設
9槽のBMプラントは
ワイン用のリサイクルタンク
  やまなし自然塾の仲間はBMW技術で繋がり、BMW学習会、自然や食をテーマに学習し、地域で活動されています。
その中心である向山さんの農場ではBM活性水を使って鶏を飼い、その糞で鶏糞堆肥を作ります。果樹用の堆肥は、鶏糞堆肥50%、出所のきちんとした茶殻・まいたけ菌床等を50%混ぜ、3〜4ヶ月かけてじっくりねかせたものを使うそうです。
 
 (GCかごしま 中神智恵子)
 
 ≪小澤さんのピオーネ≫ 
 


袋を取ると見事なピオーネ!
 ぶどう棚の下で
  市街地の中のブドウ畑には、さわやかな風が吹いていました。
ピオーネは大粒の種なしぶどうで、一房一房丁寧に育てられています。プリプリした甘酸っぱい味は、感動のおいしさです。         
 
(GCおおいた 大島夏子)
 ≪小澤さんの桃(川中島 白桃)≫
 

フェロモントラップを吊り下げ
減農薬栽培をすすめている
小澤さんご夫妻
 
  小澤さんは、できるだけ自然に近い形で、桃が太陽の光を浴びて育つようにしています。低地の畑のため、熟しても少し青みがあります。時間をおくと果肉は少しやわらかくなりますが、早めにいただきましょう。
 
(GCおおいた 大島夏子)
 ≪小野さんの桃≫
   
 


 収穫された見事な桃
おいしい!!
小野さんご夫妻
すずなりの桃
 
浅間白桃という大きくて立派な桃がすずなりになっていました。これは主にギフト用で、半分位は傷、割れなどで出荷できないとのこと、もったいない…。試食しましたが、“こんなおいしい桃”は、はじめてでした!
(GC福岡・北九州 末廣治江)
 
 ≪前嶋さんのぶどう園≫
   
 


 ぶどう博士の前嶋さん
美しい緑色のぶどう
 
この園地では品種改良された「新種のぶどう」を見学しました。
お父さんの代から引き継ぎ30年位かかって改良された「緑色のぶどう」は、高温、乾燥に比較的強いそうで、甘くておいしいぶどうでした。「今後は、台風や長雨のシーズン前に熟す、日本人の嗜好に合った極早生の品種改良に取り組みたい」と抱負を話されました。    
(GCくまもと 吉田偕子)
 ≪安達原さんのぶどう園≫
   
 

 安達原さんご夫妻
ぶどう棚の下で交流会
ちょうどグリーンコープへ出荷作業中の、粒がぎっしり詰まったデラウェアの房が、コンテナにも台の上にも積まれていました。
庭一面に広がる、高いぶどう棚には「甲州」の長い房が沢山さがっていました。これが秋になると美しい薄紅色に色付いてくるそうです。
(GCかごしま 中神智恵子)
 


 前嶋さんご夫妻(後列左のお二人)と
 
  ● 【視察を終えて】 
 
「土づくりにこだわり、自然と伴に労働する」というやまなし自然塾の原則を、一人ひとりの方が自信を持って取り組んでおられることがお話の中から伝わってきました。
グリーンコープの夏のギフトで毎年人気の「やまなし自然塾」の桃。一つひとつ手間をかけ育て、収穫後もさらに厳選して出荷されているのを知り、人気の秘密はここ!と思いました。
今年のぶどうは、どれもおいしいですが、山梨特産の「甲斐路」「甲州」は生産者の方のお勧め。
是非食べてみてくださいね!
 
青果・米委員長 坂本敬子
 

 


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