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青果・米委員会視察交流報告 NO.4

 

 


熊本県の東部、阿蘇外輪山の南斜面に御岳会(矢部町)、清和有農会(清和村)、蘇陽ドリームファーム(蘇陽町)があります。
夏でも爽やかな風が吹く高原の気候を活かし、平地では夏場作りにくい葉物を中心に栽培しています。
(組合員 8名、職員2名参加)

 ≪御岳会≫



  御岳会の皆さん 
 <田上さんのチンゲンサイのハウス>
週に一回捕虫機を使います
田上さん
 <掘さんの小松菜のハウス>
掘さん
小松菜のハウス
8月の日差しは射すように強いものの、風は涼しくカラッとしていて「高原の夏」という感じでした。チンゲンサイも小松菜もすくすくと育っていて、今が収穫です。どちらもいろんな食べ方がありますが、「塩漬けの一夜漬けが美味しいよ」と生産者に伺いました。夏場の食欲のないときでもご飯がすすむ一品だそうです。一度試してみてくださいね!!
(GCさが 桑野由紀子)
 
 <村山さんのレタス畑>

レタス畑で

会長の原田さんからお話を聞きます
今年は雨が少なく育ちが遅いところに、連日続く夕立で下葉が痛んでしまう…、せっかく植えつけた苗が育たない…。生産者はいつも変化する天候との戦いがあり、そんな苦労の末にできた作物を私たちは食べられるのだと思いました。
高原で育ったレタスは、そのまま食べても焼肉を包んでも、とってもおいしいですよ。       
(GCかごしま 中神智惠子)
 ≪清和有農会≫
 

清和有農会のみなさん
 <荒木さんのキャベツ畑>
美味しそうなキャベツ
荒木孝二さん
静かな山あいにある広さ15アールの畑に、9月初めに出荷予定のキャベツが、整然と植えられていました。
見るからに美味しそうなキャベツですが、このところの猛暑と連日の夕立で腐れが心配、又、たぬきやイノシシの害もあるそうです。この丹精込めて作られたキャベツが無事に育ち、私たちの手元に届くことを祈りたい気持ちでした。
(GCくまもと 吉田偕子)
 
 <寺尾さんの白ネギ畑>

会長の寺尾さん

高く盛り上げた土
清和村(標高600〜700m)の高冷地で、白ネギは栽培されています。今年は、出来も良く綺麗に葉先がそろって、一面みどり色のじゅうたんを敷いたようでした。土が高く盛り上げてあり、ネギを掘りあげてみると、かくれていた茎は白く、新鮮でみずみずしくて食欲をそそります。柔らかくて甘味があり、夏はバーベキューにもおすすめです。
(GCくまもと 江島君枝)
 ≪蘇陽ドリームファーム≫
   
 
<玉目さんの大根畑>


 玉目さん
「今朝は400本出荷しましたよ」
 
標高800mの高冷地にあり1haの広々とした畑では葉も青々と大根がたくましく元気に育っています。周りに他の畑がないので周りからの影響を受けることがありません。このような良い環境だから夏場でも大根が出来るのですね。この季節、大根おろしやサラダなどさっぱりメニューがおすすめです。
(GCクローヴァ 林千登勢)
 
<工藤さんたちのキャベツ畑>
林の中のキャベツ畑 
工藤真也さんと工藤邦博さん
工藤さんたちの畑は、山間の静かで自然豊かなところにあり、 9000〜10000個のキャベツを栽培されています。今年は天候に恵まれとても順調に育っており、これから気温が低くなると玉がしまり柔らかくなり、益々おいしいキャベツになるそうです。付け合せではなく、メインでいただきたいですね。
(GCクローヴァ 林千登勢)
 
 
<橋本さんのトマトのハウス>
笑顔が素敵な橋本しま子さん
防虫ネット越しに見るトマト
橋本さんはご夫婦でトマトと夏野菜を作られています。トマトは8月初旬で3段〜4段目の花が咲いて徐々に実がふくらんでいるところでした。うまくいけば15段くらいまで収穫できるとのこと、トマトの生命力の強さに驚きます。真っ赤なトマトを食べたらとても元気が出そうな気がしました。
(GC(長崎) 松尾淳子)
 
 
 

蘇陽ドリームファームのみなさんと
 

  ● 【視察を終えて】 
 

夏産地の野菜たちは、阿蘇の肥沃な土、きれいな空気と水で育っていました。
しかし、夏場の野菜作りは高冷地でも天候によって病虫害の発生もあり、私たちが考えていたよりも大変な様子で、生産者の方々は土作りなどいろいろ努力をされていました。
夏は葉物の注文が落ちますが…、夏バテ防止のために、夏こそ野菜をたっぷり食べるようにしたいですね!
平地ではまだまだ厳しい残暑が続いていた8月上旬、阿蘇の高原は爽やかな風が吹き、揺れるコスモスに秋の気配を感じました。
 
青果・米委員長 坂本敬子
 

 


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