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2016年度「fromネグロス組合員ツアー」
<その1>

日程:2016年9月8日(木)〜13日(火)
主催:グリーンコープ共同体

 

 グリーンコープは、アジアとの共生・連帯の一環として、アジアとの連帯活動を実感できるような組合員ツアーを、2年に1度実施しています。
 ネグロスでの経験を活かしてアジア(具体的には、北部ルソン・インドネシア・東ティモール)の人々の地域での自立支援など、ネグロスを基軸に、ネグロスを越え、共生・連帯して取り組む国や地域が拡がっていく中で、APLAをとおしたグリーンコープの支援の取り組みも拡がっています。
 今年度のfromネグロス組合員ツアーは、カカオ栽培による自立をめざす人々との交流のためインドネシア・パプア州を訪問し、ネグロスからはじまったアジアの民衆と組合員の「人と人」の共生・連帯の取り組みを実感できるツアーを企画しました。

 

参加者:4名
 グリーンコープ生協ふくおか 地域理事長
 グリーンコープ生協さが 理事
 グリーンコープかごしま生協 理事長
 グリーンコープ共同体 組織委員長
同行事務局:3名
現地スタッフ:2名

 

 

【9月8日(木)〜9月9日(金)】

 

 

8日の朝、福岡空港を出発し、シンガポール空港を経由し、バリのデンパサール空港到着。夜中の2時ごろにデンパサール空港を飛び立ち、翌朝インドネシア領パプアのセンタニ空港に到着。空港で、ATJ(*1)インドネシア現地駐在員の津留さんや現地のパートナーであるカカオ・キタ(*2)のスタッフが温かく出迎えてくれました。

 

*1 ATJ(オルター・トレード・ジャパン)…バナナやエビ、コーヒーなどの食べものの民衆交易を通じて、生産と消費の場をつなぐ社会の仕組みを作る団体。
*2 カカオ・キタ
パプアの先住民族の経済的自立を目指すため立ち上げ、現在はATJの民衆交易カカオの現地事業体。


 

<オリエンテーション>
カカオ・キタの事務所に行き、代表のデッキーさんより、「グリーンコープと一緒に取り組み、末永く付き合っていきたい。今は学びのプロセスにあり、生産者がカカオの買い付け代金を貯金し、子どもの教育費に積み立てるなど画期的な貯蓄プログラムの取り組みを行なっている。」と言われ、パプアの現状やカカオの栽培、生産者の様子などについてお話を伺いました。
また、組合員からのメッセージの贈呈やデッキーさんが弾くギターに合わせて、「タナ・パプア(パプアの大地)」を一緒に歌いました。

 

 


 

<ジャヤプラ市場を見学>
初めて見る色とりどりの野菜や果物、かつおの燻製、手製の洋服などあらゆるものがきれいに並べられて売られており、パプアの人々の食生活を知ることができ、市場は活気があふれていました。

 

 

 

 

 

 

 

左は、ピナンの実。パプアの人々の嗜好品で、果実を口に入れ、石灰をつけた細長い棒状のシリと一緒に噛むと赤くなり、気分がすっきりするそうです。

 

 

<市内のレストランで夕食>
カカオ・キタのスタッフと一緒に食事をしました。パプアでは、仕事を持たない人はたくさんいるが、家族を大切にし、みんなで協力し支えあって生きている。障がいを持った人も家族みんなで守ると聞き、とても心豊かな国だと感じました。

 

 


【9月10日(土)】

 

 

 

 

 

午前中、カカオ・キタの倉庫を見学しました。8月に出荷したばかりで時期的にカカオはありませんでしたが、熟成方法など、話を聞くことができました。

 

 

 

 

 

 

ブラップ村へ移動する途中にセンタニ湖がありました。
絵葉書のようなパプアの豊かな自然の風景に、しばし癒されました。

 

<ブラップ村へ到着>

 

 

 

村をあげて、神の恵みの踊りで大歓迎を受けました。木の皮で作った衣装を着て、大人も子どもも組合員も一緒に踊りました。両手を広げて迎えてくれる様子に驚きましたが、言葉は伝わらなくても、村をあげての歓迎の様子が充分伝わってきました。


 

 

 

 

歓迎セレモニーを済ませた後、森の中を歩きカカオ畑へ行きました。村人の方と2人1組になり、カカオの苗を植樹しました。
カカオは成長が早く、2〜3年ほどで収穫できるようになるそうです。

 

 

 

 

 

 

 

昨年、植樹したカカオはこんなに大きく育っていました。

 

 

昼食は、サゴヤシから作ったパペダに野菜の炒め物、野菜や魚のスープなど、たくさんのご馳走が準備してありました。

 

パペダ

 

昼食後にサゴヤシ伐採体験のため、森の奥深くへ。樹齢12年のサゴヤシを村人が斧1本で倒し、ヤシの木の幹を叩いて繊維を取り出す作業を体験しました。この作業は、男性の仕事です。
取り出した繊維に水を加え、でん粉を取り出すこの作業は、女性の仕事です。使用する道具は、木の皮や木の棒、でん粉を晒す網も木の皮のメッシュ状になった部分を利用しており、すべて天然の道具で、まさに自然と共に生きる人々の生活の知恵から成り立っていることを目の当たりにしました。

 

 

 

 

<夜の歓迎会>
グリーンコープからは、「大きな栗の木の下で」の替え歌「大きなカカオの木の下で」、「世界に一つだけの花」を手話で、グリーンコープのテレビCM「ずっと♪」などを歌と踊りで披露しました。子どもたちも歌に合わせて、一緒に踊りだして盛り上がりました。夕食の時間になりましたが、村に日本人が訪問するのは珍しく、お昼にたくさんの人々が集まり、夕食の材料がなくなったとのことでした。日本では、冷蔵庫を開けたら食材があり、近くに行けばコンビニがありますが、パプアでは食べるものがない時は食べないそうです。本当にパプアの人々は自然と共に生活していることを実感することができました。
歓迎会は夜遅くまで続き、この夜は、ウィレムさん宅に民泊しました。

 

 

 


 

<その2>へ続く



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