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「グリーンコープの市民による発電事業について」
記者会見を行いました。

 

11月28日(木)グリーンコープ共同体の会議室で、共同体代表理事の田中さん、ふくおか理事長の田原さんと事業主体となる「一般社団法人グリーン・市民電力」事務局の大橋さんが、グリーンコープの市民による発電事業について会見を行いました。

 

田中さんが市民発電事業に至ったグリーンコープのこれまでの経過と検討のようす、今後について報告・説明し、田原さんからは、グリーンコープの組合員の思いなどを紹介しました。

記者会見のようす

      記者会見のようす

 

TV局・新聞社など6社が取材に訪れ、事業の内容、組合員や市民の資金(出資)の参加の仕方について質問が出されました。九州の生協では初めての取り組みということにも関心が寄せられました。

 

以下、報告の概要をお知らせします。

 

 

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グリーンコープは市民による発電事業を開始します。


第一弾として福岡県糸島市神在地区に

 

およそ1.2メガの太陽光発電所を建設します

 

 

<目的>
グリーンコープは、26年前のチェルノブイリ原発事故を契機に、「原発と生命(いのち)は共存できない」と、脱原発社会をめざす取り組みを続けてきました。そのような中、2011年3月11日に東日本大震災で東京電力の原発事故が起こりました。

そこで、電気を国や電力会社任せにしない具体的な実践として、原発に頼らない、風力や太陽光などの自然エネルギーで、市民自ら電気をつくり出そうと、今回、市民電力事業を始めることにしました。

 

<第一弾は糸島市での太陽光発電事業>
10/29(月)、14のグリーンコープ生協とグリーンコープ連合で「一般社団法人グリーン・市民電力」を立ち上げ、設立総会を行いました。


まず、発電事業の第一弾として、グリーンコープ生協ふくおかエリアの糸島市の神在地区に太陽光発電所を建設することにしました。

今回の糸島での発電の規模は、約1.2メガ(1,200kWh、350世帯分の電力)ですが、今後、各県で取り組みをすすめていく上での考え方としては、2メガ(2,000kWh)以内、建設地の条件によっては1メガも検討していくことにしています。将来的には、玄海原発1号機(出力55万kWh)程度の電力を市民の力で作り出していくような思いをもってすすめたいと考えています。

会見で報告をする共同体代表理事の田中さん(右)とグリーンコープ生協ふくおか理事長の田原さん(左)

会見で報告をする共同体代表理事の

田中さん(右)とグリーンコープ生協

ふくおか理事長の田原さん(左)

 

<糸島市で発電事業を考えたきっかけ>
糸島市志摩芥屋にはグリーンコープ生協ふくおかの保養施設「遊学山荘」があります。ここは、グリーンコープ創設に関わられた故兼重専務が「人の絆・結びつき・連帯が未来を創る」という思いを込めた建物で、その老朽化による今後の対応を検討する中で、風車建設案が生まれました。
しかし、自然・立地条件などの問題があるため、糸島市全体に対象を広げ、市役所にも協力いただき25箇所の候補地を調査することになりました。しかし、いずれも風況、立地状況、配電線への接続や道路状況、用地の造成費用も考慮すると、糸島市での風力発電は難しいと判断し、太陽光発電を検討するに至りました。

 

<グリーンコープとして思いを込めた研修施設も>
今年7月からは、太陽光発電の候補地14箇所を調査し、自動車教習所跡地である今回の神在地区の用地が見つかりました。ここには、自然エネルギーをテーマにした研修施設も建設し、展示物・資料について糸島市役所の取り組みなども紹介できるようにします。
完成予定は2013年8月頃、建設費は約3億5千万〜4億円程度を予定しています。

 

<市民参加型を追求します>
資金については、市民のみなさんから出資いただき、融資できるような市民ファンドを検討してきましたが、取り扱うための条件が厳しいため、その他の組合員・市民参加型の方法を調査していきます。当面は、銀行からの借り入れですすめていきます。

 

<今後について>
この糸島市での事業の後は、各県のグリーンコープ生協でも、気候や地形など自然条件を考慮しながら、風力発電を基本に、次に太陽光発電を選択することで、建設に向けた検討をすすめていくことになります。

 

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