STOP グリーンコープは、遺伝子組み換えに反対します


1996年、モンサント社など多国籍企業からのGM(GM=Genetically Modified 、遺伝子組み換え)作物の輸入申請が認可され、その年の10月、初めてのGM大豆が輸入されました。それに危機感を抱いた全国の生協や市民団体が結集し、「遺伝子組み換え反対」を掲げ、「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」の発足につながりました。

それから約20年、「遺伝子組み換え作物は買わない!食べない!作らない!」を合言葉に反対運動が繰り広げられています。

グリーンコープも「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」に連帯しながら運動を展開しています。
共生の時代 2015年臨時号「グリーンコープはこれまでも、これからも遺伝子組み換え反対を貫きます」
「共生の時代 2015年臨時号」
クリックするとpdfでご覧いただけます(6.05MB)

  ◆ 「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」ホームページ


すべての遺伝子組み換え食品に表示を求める署名にご協力ください


グリーンコープは、「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」「日本消費者連盟」とともに、すべての遺伝子組み換え食品に表示を求める署名活動に取り組んでいます。

すべての遺伝子組み換え食品に表示を求める署名にご協力ください 現在日本で表示の対象となっているのは、8種の農作物とそれらを原料とする加工品33食品群だけです。原材料の重量上位3品目に入っていなければ表示義務はありません。
さらに、上位3品目に入っていても、重量の5%以内なら表示しなくてよいことになっています。

【参考】「日本に輸入が許可されている遺伝子組み換え作物(現在8種のみ)」


クリックし、pdf(3.78MB)を印刷して、ご利用ください。

今こそ、遺伝子組み換え食品表示を義務化して、消費者の「知る権利」「選ぶ権利」を守りましょう!多くのみなさんのご協力をお願い致します。


署名用紙の郵送先:グリーンコープ共同体・本部組合員事務局(小松)宛
             〒812-0011 福岡県福岡市博多区博多駅前1−5−1
             TEL:092-481-5576

遺伝子組み換え技術とは
なぜ遺伝子組み換えに反対するのか?

そもそも、遺伝子とは?


ヒトや植物などの生き物は、小さな細胞の集まりです。それぞれの細胞の核の中にはDNAとたんぱく質の塊である染色体があります。 DNAの上には、たんぱく質の設計図=遺伝子が並んでいます。遺伝子の働きで、生き物はその姿や形、性質などが親から子へ伝えられているのです。

遺伝子組み換え技術と品種改良は違うの?


従来の品種改良は、生物学的に似通った植物の間で、人工的に交配させ、新しい品種を作り出すものでした。 複数の植物の遺伝情報を混ぜることで、その中で突然変異などが発生することもありましたが、種の壁を越えることはありませんでした。
遺伝子組み換え技術は、例えば、除草剤を分解する性質をもった細菌から、その性質を発現させる遺伝子の一部を切り取って、切り取ったその遺伝子をナタネの細胞に挿入することで、 特定の除草剤を撒いても枯れないナタネを作為的に作り出すというものです。 見た目はまったく同じでも、自然界では誕生することのない生き物を作り出すことになります。

遺伝子組み換え技術は植物だけでなく、動物への応用もはじまっています


除草剤をかけても枯れないナタネ
除草剤をかけても枯れないナタネ
天然のサケより数倍大きく育つ

天然のサケより数倍大きく育つ


日本は世界最大の遺伝子組み換え作物の輸入国


現在栽培されている代表的な遺伝子組み換え作物はトウモロコシ・大豆・ナタネ・綿実です。その多くは食用油の原料や家畜飼料です。 「遺伝子組み換え」という表示義務がない食用油は、大半が遺伝子組み換え作物が原料になっています。子どもたちの大好きなお菓子にも使われていて、知らず知らずのうちに私たちの口の中に入っています。
食べた虫が死んでしまうトウモロコシ
食べた虫が死んでしまう
トウモロコシ

安全と言えない、確立されていない遺伝子組み換え技術


ある性質を持つ生き物の遺伝子の一部を切り取ったことや、そもそも挿入した遺伝子は
安全なのか?
生物学的に異なる、別の生き物に入れたことの危険性はないのか?
周りの微生物などもふくめた生き物(環境)への影響はないのか?・・・

など技術そのものや、できたものの危険性や、予測できないようなことが起こる可能性について、安全とは言えない、問題ないとは言えないと指摘する専門家もいます。


他の生き物や、環境、人体などへの影響が懸念されています


・ナタネと生物学的に近いキャベツなどの作物とGMナタネとの交雑
・一旦自然界に放たれてしまうと制御不能で生態系を壊す恐れがある
・食べ続けることによる人体への影響
・遺伝子組み換え作物用の除草剤で枯れないスーパー雑草が発生し、それを抑えるために大量の農薬が使われる・・・という悪循環


何か起こってからではなく、予防原則に立つことが大切ではないかと考えています

グリーンコープの取り組み

 関連記事 
 ●機関紙「共生の時代」2016年4月号(1・2面)
グリーンコープは、「安心・安全な食べものを脅かす遺伝子組み換え作物(GMO)に警鐘を鳴らし、広く組合員内外に伝えていく」ことを提起したいと、2016年2月22日、「遺伝子組み換えルーレット −私たちの生命(いのち)のギャンブル−」の映画会と講演会を開催しました。 映画会と講演会に来日した映画監督のジェフリー・M・スミス氏
映画会と講演会で来日した
映画監督のジェフリー・M・スミス氏

グリーンコープのカタログは遺伝子組み換え表示をしています
グリーンコープでは組合員にGM作物・食品の情報を伝えるために、1997年秋から独自にカタログGREENに表示を行っています。

カタログ
遺伝子組換原料不使用
・・・原料に遺伝子組み換え作物を使用していません。
遺伝子組換主原料不使用
・・・原料配合率5%以上の主原料はすべて遺伝子組み換え作物を使用していません。
遺伝子組換飼料不使用
・・・牛、豚、鶏の飼料に遺伝子組み換え作物を使用していません。
遺伝子組換主飼料不使用
・・・牛、豚、鶏の飼料配合率5%以上の主飼料はすべて遺伝子組み換え作物を使用していません。
遺伝子組換原料国内流通無し
・・・天然魚、昆布、茶等の国内に遺伝子組み換え作物として流通していない商品のうち、原料が単体及び塩のみ使用している商品に表示しています。(2008年より表示)

自生GMナタネ汚染調査活動
日本では食用油の原料として年間約200万トンの西洋ナタネ(キャノーラ)を輸入しており、その82%はカナダからのGMナタネです。
輸入ナタネの種子の飛散によるGMナタネの自生が日本各地で確認されたことを受け、2005年春グリーンコープは、輸入GMナタネが風媒や虫媒によって交雑し広範囲にGM汚染が広がってしまうことを懸念して、フィールド調査を開始。結果、ナタネの水揚げ港でもある博多港周辺にGMナタネが自生していることがわかりました。
以降毎年自生GMナタネの調査が行われ、多くの組合員が参加しての市民による監視活動として定着しています。それぞれの単協ではGM汚染を食い止めるために、地方自治体に要望書や意見書を提出、製油会社に対しては輸入ナタネ種子の飛散防止対策や自生GMナタネの刈り取りを求めてきました。
 2016年調査結果  2015年調査結果
 2014年調査結果  2013年調査結果
 2012年調査結果  2011年調査結果
 2010年調査結果  2009年調査結果
 2008年調査結果  2007年調査結果
 関連記事 
 ● 機関紙「共生の時代」2015年8月号(4・5面)

グリーンコープの単協の取り組み
GMナタネ抜き取り隊の取り組み

グリーンコープ生協ふくおかは
「GMナタネ抜き取り隊」に取り組んでいます


グリーンコープでは2005年から自生GMナタネの調査活動に取り組んでいます。調査箇所の福岡市の博多港周辺でGMナタネの検出が毎年続き、汚染の広がりが懸念されています。少しでもGMナタネの広がりを防ごうと、ふくおかでは2009年11月から、直接引き抜いていく取り組みをはじめました。

博多港周辺で自生ナタネの抜き取りをするグリーンコープ生協ふくおかの組合員
博多港周辺で抜き取り活動をする
グリーンコープ生協ふくおかの組合員

生産者、消費者、食に関わる事業者と地域のGM問題の実態について共有しながら、関心を持つ人を増やし、自分たちのできることを考え行動していくために、2012年10月6日、「食と農を考える市民の会・福岡」が設立されました。

グリーンコープ生協ふくおかは、「食と農を考える市民の会・福岡」とともに、自生GMナタネの抜き取り活動を行っています。

 関連記事 
 ●機関紙「共生の時代」2013年1月号(3面)


宮崎大学遺伝子組み換え綿の実験栽培に反対する取り組み

ストップGMO宮崎連絡会を立ち上げました


宮崎大学では、2010年8月から遺伝子組み換え綿の実験栽培が行われています。 グリーンコープの各生協では、2010年12月から、この綿の実験栽培の中止を求める署名運動に取り組みました。



2011年3月末までに他団体から届けられたものも含め、170万人近くの署名が集まりました。
             
宮崎大学での遺伝子組み換え綿の栽培中止を求める
署名集約結果(2011年4月18日提出分)
 
宮崎県あて
宮崎大学あて
個人署名
73,050筆
71,964筆
団体署名
962団体
975団体
1,615,483人
1,662,813人


4月18日、グリーンコープ生協みやざきと綾町のグリーンコープの産直生産者で構成する 「ストップGMO宮崎連絡会(※)」は、「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」と共に、全国から 集まった署名を宮崎大学と宮崎県に提出しました。

宮崎大学での遺伝子組み換え綿の栽培
中止を求める署名を提出しました。
宮崎大学へ署名提出に向かうストップGMO宮崎連絡会と遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーンのメンバー
宮崎大学へ署名提出に向かう
ストップGMO宮崎連絡会と
遺伝子組み換え食品いらない!
キャンペーンのメンバー

署名に対して、宮崎大学は研究を続ける意向を表明。加えて、試験栽培は1年の予定でしたが、データがうまくとれなかったため、2年目も実施することにしたという住民説明会が行われました。

ストップGMO宮崎連絡会は、これからも実験栽培を注意深く見守り活動していきます。

※ストップGMO宮崎連絡会
宮崎大学での遺伝子組み換え綿栽培実験に反対するため、2009年に綾町で開催されたGMOフリーゾーン全国交流集会の実行委員会を母体に、 綾町、JA綾町、グリーンコープ産直生産者の綾豚会、綾菜会とグリーンコープ生協みやざきで「宮崎県でGM作物を栽培しない、させない」ことをめざして 、2010年10月に設立された。

 関連記事 
 ●機関紙「共生の時代」2011年7月号(8面)
 ●機関紙「共生の時代」2011年2月号(2面)

GMOフリーゾーン
遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーンとともにGMOフリーゾーンを全国に広げる取り組みをしています。

  ◆ GMOフリーゾーン(遺伝子組み換え作物拒否地域)運動のすすめ
     (「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」ホームページより)

遺伝子組み換え作物を作らない地域を広げるGMOフリーゾーンの全国交流集会が行われています

GMOフリーゾーンの取り組みは世界的な反GM運動の一つとして各国の自治体で広がりを見せています。2005年滋賀県高島町での集会を皮切りに、日本でも徐々に広がりをみせています。

2016年は宮城県仙台市で3月5・6日
 に開催されました。
宮崎県綾町の「GMOフリー宣言」看板
宮崎県綾町の「GMOフリー宣言」看板

GMOフリーゾーンの全国交流集会の開催地は以下のようになっています。
2017年 第12回 佐賀県(予定)
2016年 第11回 宮城県仙台市
2015年 第10回 熊本県阿蘇市
2014年 第9回 栃木県那須町
2013年 第8回 山梨県北社市
2012年 第7回 山口県山口市湯田温泉
2011年 第6回 徳島県徳島市
2010年 第5回 山形県遊佐町(ゆざまち)
2009年 第4回 宮崎県綾町(あやちょう)

 関連記事 
 ●機関紙「共生の時代」2016年5月号(4・5面)

消費者の強い要望で実現したGM食品表示の義務化
食品表示の問題点や消費者が望む食品表示法の提案を考えていくために、『食品表示を考える市民ネットワーク』が編著した小冊子「知っていますか?食品表示のこと」。
食品表示の問題点や
消費者が望む食品表示法の
提案を考えていくために、
『食品表示を考える市民ネット
ワーク(※)』が編著した
小冊子「知っていますか?
食品表示のこと」。
GM作物やそれを原料とした食品が市場に登場するようになり、GM食品を食べたくないという消費者にとっては何にGM作物が使われているか分からないということに、強い不安が出されました。 そこで農林水産省は消費者の要望を受けて2001年4月から遺伝子組み換え食品に関する表示制度をJAS法に則って義務化しました。しかし現在の「表示」のあり方は消費者の知る権利を守るための制度でありながら、非常にあいまいな制度となっています。
この制度では、「たんぱく質が分解されていて検出不可能」という理由で、食用油や醤油、家畜の飼料は表示義務対象外になっています。そのため、実際に日本の市場に出回っている食用油や醤油、家畜の飼料に遺伝子組み換え作物が使われているのか、消費者が知りたくてもわからない仕組みになっているのです。 (ヨーロッパでは油や動物飼料も表示対象となっています)



※食品表示を考える市民ネットワーク
「遺伝子組換食品いらない!キャンペーン」を母体とする、消費者が望む食品表示法を実現するために結成された消費者団体。グリーンコープも参加。

 関連記事 
 ●機関紙「共生の時代」2016年3月号(2面)

 遺伝子組み換え食品表示義務の対象となる食品

食と農から生物多様性を考える市民ネットワークに関する取り組み

食と農から生物多様性を考える市民ネットワークとともに、COP11(生物多様性条約締約国会議)とMOP7(カルタヘナ議定書締約国会議)へ向けた遺伝子組み換え生物をめぐる反対の取り組みをしています。

 関連記事 
 ●機関紙「共生の時代」2014年8月号(6面)
「食と農から生物多様性を考える市民ネットワーク」主催で「国際生物多様性の日」の記念シンポジウがム開催されました。

 ●機関紙「共生の時代」2013年12月号(6面)
2014年秋に韓国で開催される「カルタヘナ議定書締約国会議(MOP7)に向けて、遺伝子組換生物(GMO)に反対する日本と韓国の市民団体が集会を開催しました。

 ●機関紙「共生の時代」2013年7月号(9面)
「国際生物多様性の日」(5月22日)に向けた記念イベントとして、食農市民ネット主催で、生物多様性の観点からGM作物について考えるシンポジウムが開催されました。

 ●機関紙「共生の時代」2013年2月号(4・5面)
2012年10月インドのハイデラバードで開催されたMOP6を受け、12月1日「MOP6報告会」が開催され、GMをめぐる世界と日本の情勢について共有しました。 11月19日には、食農市民ネットの活動報告を兼ねた共同体理事会主催の学習会「食と農から生物多様性を考える」が開催されました。

 ●機関紙「共生の時代」2013年1月号(3面)
2012年10月6日には、生産者、消費者、食に関わる事業者と地域のGM問題の実態について共有しながら、関心を持つ人を増やし、自分たちのできることを考え行動していくために、「食と農を考える市民の会・福岡」が設立されました。

 ●機関紙「共生の時代」2011年7月号(8・9面)
2011年6月11日名古屋市にて「MOP5市民ネット」の解散集会と「食と農から生物多様性を考える市民ネットワーク」 (食農市民ネット)の設立総会が開催されました。 解散集会では、「MOP5市民ネット」の成果について評価し、継続組織の設立を採択。今後は国内法の改正や整備をすすめるために、GM生物による被害を明らかにし、政府に政策の見直しを求めていく組織として、新たに「食農市民ネット」を設立しました。

 ●機関紙「共生の時代」2011年2月号(3面)
2010年12月14日、MOP5主催で、「遺伝子組み換え生物をめぐる国際会議報告集会」が開催されました。
2010年10月に名古屋で行われたCOP10とMOP5の成果と課題が共有化されました。日本の国内法を改正し、実効性のあるものにしていくための働きかけや、2年後の「補足議定書MOP1」に向けた今後の取り組みについても話し合われました。

 ●機関紙「共生の時代」2010年11月号(4・5面)
名古屋で行われたCOP10、MOP5に向けて、MOP5市民ネットは、2010年10月10日に「生物の多様性は素晴らしい・祝おう」をコンセプトにプレイベントを行いました。翌11日には、GMと生物多様性に関するフォーラムを行いました。 2010年10月10日、COP10/MOP5プレイベントでnon-GMOをアピールして行進するMOP5市民ネットのメンバー
2010年10月10日、COP10/MOP5
プレイベントでnon-GMOをアピールして
行進するMOP5市民ネットのメンバー

 ●機関紙「共生の時代」2010年9月号(5面)

COP10、MOP5まで100日前集会が、2010年7月3日に開催されました。

 ●機関紙「共生の時代」2009年7月号(9面)

MOP5市民ネット(食と農から生物多様性を考える市民ネットワーク)をGMに反対する全国の仲間とたちあげました。
2010年名古屋市で開催される国際会議、COP10、MOP5に照準を合わせ、世界の消費者・農家とともに食と農を自分たちの手に取り戻し、生物多様性を守ることを目的に設立されました。GM生物が及ぼす影響を広く知らせ、生態系、種、遺伝子という視点から、国際条約の実効性や国内法の充実などを実現する取り組みを行っています。


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