STOP グリーンコープは、遺伝子組み換え(操作)作物に反対しています

1996年、モンサント社など多国籍企業からのGM(GM=Genetically Modified 、遺伝子組み換え)作物の輸入申請が認可され、その年の10月、初めてのGM大豆が輸入されました。それに危機感を抱いた全国の生協や市民団体が結集し、「遺伝子組み換え反対」を掲げ、「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」の発足につながりました。
それから10年、「遺伝子組み換え作物は買わない!食べない!作らない!」を合言葉に反対運動が繰り広げられています。
グリーンコープも「いらないキャンペーン」に連帯しながら運動を展開しています。
横断幕を持ってパレードをするグリーンコープの組合員

横断幕を持ってパレードをするグリーンコープの組合員

  ◆ 「遺伝子組み換え食品いらないキャンペーン」ホームページ (クリックすると別のウィンドウが開きます)

遺伝子組み換え作物とは

植物や動物などに他の生物の遺伝子を操作して組み入れる技術が遺伝子組み換え技術です。この技術は種の壁を越えて行われるため、作られたものの外見は同じでもまったく新しい生物を誕生させることに等しいと言えます。そして日本は世界最大のGM作物の輸入国です。代表的なGM作物はトウモロコシ・大豆・ナタネ・綿実で、多くは食用油の原料や家畜飼料です。

消費者の強い要望で実現したGM食品表示の義務化
GM食品表示の法制化を求める国への署名(グリーンコープの42,161筆含む)を議員に渡す、「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」代表の天笠さん(2010年3月26日)
GM食品表示の法制化を求める国への署名
(グリーンコープの42,161筆含む)を
議員に渡す、「遺伝子組み換え食品いらない!
キャンペーン」代表の天笠さん
(2010年3月26日)
GM作物やそれを原料とした食品が市場に登場するようになり、GM食品を食べたくないという消費者にとっては何にGM作物が使われているか分からないということに、強い不安が出されました。 そこで農林水産省は消費者の要望を受けて2001年4月から遺伝子組み換え食品に関する表示制度をJAS法に則って義務化しました。しかし現在の「表示」のあり方は消費者の知る権利を守るための制度でありながら、非常にあいまいな制度となっています。
この制度では、「たんぱく質が分解されていて検出不可能」という理由で、食用油や醤油、家畜の飼料は表示義務対象外になっています。そのため、実際に日本の市場に出回っている食用油や醤油、家畜の飼料に遺伝子組み換え作物が使われているのか、消費者が知りたくてもわからない仕組みになっているのです。 (ヨーロッパでは油や動物飼料も表示対象となっています)
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 ●機関紙「共生の時代」2010年5月号(5面)  (クリックすると別のウィンドウが開きます)

 遺伝子組み換え食品表示義務の対象となる食品

グリーンコープの取り組み
遺伝子組み換え表示に関する取り組み
グリーンコープでは組合員にGM作物・食品の情報を伝えるために、1997年秋から独自にカタログGREENに以下のような表示を行っています。

カタログ
遺伝子組換原料不使用 の商品は、原料に遺伝子組み換え作物を使用していません。
遺伝子組換主原料不使用 の商品は、原料配合率5%以上の主原料はすべて遺伝子組み換え作物を使用していません。
遺伝子組換飼料不使用 の商品は、牛、豚、鶏の飼料に遺伝子組み換え作物を使用していません。
遺伝子組換主飼料不使用 の商品は、牛、豚、鶏の飼料配合率5%以上の主飼料はすべて遺伝子組み換え作物を使用していません。
遺伝子組換原料国内流通無し は、天然魚、昆布、茶等の国内に遺伝子組み換え作物として流通していない商品のうち、原料が単体及び塩のみ使用している商品に表示しています。(2008年より表示)
自生GMナタネ汚染調査活動
日本では食用油の原料として年間約200万トンの西洋ナタネ
(キャノーラ)を輸入しており、その82%はカナダからのGMナタネ
です。
輸入ナタネの種子の飛散によるGMナタネの自生が日本各地で確認されたことを受け、2005年春グリーンコープは、輸入GMナタネが風媒や虫媒によって交雑し広範囲にGM汚染が広がってしまうことを懸念して、フィールド調査を開始。結果、ナタネの水揚げ港でもある博多港周辺にGMナタネが自生していることがわかりました。
以降毎年自生GMナタネの調査が行われ、多くの組合員が参加しての市民による監視活動として定着しています。それぞれの単協ではGM汚染を食い止めるために、地方自治体に要望書や意見書を提出、製油会社に対しては輸入ナタネ種子の飛散防止対策や自生GMナタネの刈り取りを求めてきました。
 2007年調査結果  2008年調査結果  2009年調査結果
 2010年調査結果  2011年調査結果
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 ●機関紙「共生の時代」2011年8月号(4・5面)  (クリックすると別のウィンドウが開きます)

グリーンコープの単協の取り組み
GMナタネ抜き取り隊の取り組み

グリーンコープ生協ふくおかは
「GMナタネ抜き取り隊」に取り組んでいます


グリーンコープでは2005年から自生GMナタネの調査活動に取り組んでいます。調査箇所の福岡市の博多港周辺でGMナタネの検出が毎年続き、汚染の広がりが懸念されています。少しでもGMナタネの広がりを防ごうと、ふくおかでは2009年11月から、直接引き抜いていく取り組みをはじめました。
博多港周辺で自生ナタネの抜き取りをするグリーンコープ生協ふくおかの組合員
博多港周辺で自生ナタネの抜き取りをする
グリーンコープ生協ふくおかの組合員
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 ●機関紙「共生の時代」2010年2月号(7面)  (クリックすると別のウィンドウが開きます)

宮崎大学遺伝子組み換え綿の実験栽培に反対する取り組み

ストップGMO宮崎連絡会を立ち上げました


宮崎大学では、2010年8月から遺伝子組み換え綿の実験栽培が行われています。 グリーンコープの各生協では、2010年12月から、この綿の実験栽培の中止を求める署名運動に取り組みました。



2011年3月末までに他団体から届けられたものも含め、170万人近くの署名が集まりました。
             
宮崎大学での遺伝子組み換え綿の栽培中止を求める
署名集約結果(2011年4月18日提出分)
 
宮崎県あて
宮崎大学あて
個人署名
73,050筆
71,964筆
団体署名
962団体
975団体
1,615,483人
1,662,813人


4月18日、グリーンコープ生協みやざきと綾町のグリーンコープの産直生産者で構成する 「ストップGMO宮崎連絡会(※)」は、「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」と共に、全国から 集まった署名を宮崎大学と宮崎県に提出しました。

宮崎大学での遺伝子組み換え綿の栽培
中止を求める署名を提出しました。

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宮崎大学へ署名提出に向かうストップGMO宮崎連絡会と遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーンのメンバー

宮崎大学へ署名提出に向かうストップGMO宮崎連絡会
と遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーンの
メンバー

署名に対して、宮崎大学は研究を続ける意向を表明。加えて、試験栽培は1年の予定でしたが、
データがうまくとれなかったため、2年目も実施することにしたという住民説明会が行われました。

ストップGMO宮崎連絡会は、これからも実験栽培を注意深く見守り活動していきます。

※ストップGMO宮崎連絡会
宮崎大学での遺伝子組み換え綿栽培実験に反対するため、2009年に綾町で開催されたGMOフリーゾーン全国交流集会の実行委員会を母体に、 綾町、JA綾町、グリーンコープ産直生産者の綾豚会、綾菜会とグリーンコープ生協みやざきで「宮崎県でGM作物を栽培しない、させない」ことをめざして 、2010年10月に設立された。

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 ●機関紙「共生の時代」2011年7月号(8面)  (クリックすると別のウィンドウが開きます)
 ●機関紙「共生の時代」2011年2月号(2面)  (クリックすると別のウィンドウが開きます)

GMOフリーゾーン
遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーンとともにGMOフリーゾーンを全国に広げる取り組みをしています。

  ◆ GMOフリーゾーン(遺伝子組み換え作物拒否地域)運動のすすめ
     (「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」ホームページより)
     (クリックすると別のウィンドウが開きます)


遺伝子組み換え作物を作らない地域を広げるGMOフリーゾーンの全国交流集会が行われています

GMOフリーゾーンの取り組みは世界的な反GM運動の一つとして各国の自治体で広がりを見せています。2005年滋賀県高島町での集会を皮切りに、日本でも徐々に広がりをみせています。

2012年は山口県山口市湯田温泉で3月3日
 に開催されました。
 
(クリックすると別のウィンドウが開きます)
宮崎県綾町の「GMOフリー宣言」看板

宮崎県綾町の「GMOフリー宣言」看板

GMOフリーゾーンの全国交流集会の開催地は以下のようになっています。
2009年 第4回 宮崎県綾町(あやちょう)
2010年 第5回 山形県遊佐町(ゆざまち)
2011年 第6回 徳島県徳島市
2012年 第7回 山口県山口市湯田温泉
2013年 第8回 山梨県清里高原(予定)

 関連記事 
 ●機関紙「共生の時代」2012年4月号(4・5面) (クリックすると別のウィンドウが開きます)

COP10(生物多様性条約締約国会議)とMOP5(カルタヘナ議定書締約国会議)へ向けた遺伝子組み換え生物をめぐる反対の取り組み

MOP5市民ネット(食と農から生物多様性を考える市民ネットワーク)とともに、COP10(生物多様性条約締約国会議)とMOP5(カルタヘナ議定書締約国会議)へ向けた遺伝子組み換え生物をめぐる反対の取り組みをしています。

 関連記事 

 ●機関紙「共生の時代」2011年7月号(8・9面)  (クリックすると別のウィンドウが開きます)
2011年6月11日名古屋市にて「MOP5市民ネット」の解散集会と「食と農から生物多様性を考える市民ネットワーク」 (食農市民ネット)の設立総会が開催されました。 解散集会では、「MOP市民ネット」の成果について評価し、継続組織の設立を採択。今後は国内法の改正や整備をすすめるために、GM生物による被害を明らかにし、政府に政策の見直しを求めていく組織として、新たに「食農市民ネット」を設立しました。

 ●機関紙「共生の時代」2011年2月号(3面)  (クリックすると別のウィンドウが開きます)
2010年12月14日、MOP5主催で、「遺伝子組み換え生物をめぐる国際会議報告集会」が開催されました。
2010年10月に名古屋で行われたCOP10とMOP5の成果と課題が共有化されました。日本の国内法を改正し、実効性のあるものにしていくための働きかけや、2年後の「補足議定書MOP1」に向けた今後の取り組みについても話し合われました。

 ●機関紙「共生の時代」2010年11月号(4・5面)  (クリックすると別のウィンドウが開きます)
名古屋で行われたCOP10、MOP5に向けて、MOP5市民ネットは、2010年10月10日に「生物の多様性は素晴らしい・祝おう」をコンセプトにプレイベントを行いました。翌11日には、GMと生物多様性に関するフォーラムを行いました。 2010年10月10日、COP10/MOP5プレイベントでnon-GMOをアピールして行進するMOP5市民ネットのメンバー
2010年10月10日、COP10/MOP5
プレイベントでnon-GMOをアピールして
行進するMOP5市民ネットのメンバー

 ●機関紙「共生の時代」2010年9月号(5面)  (クリックすると別のウィンドウが開きます)
COP10、MOP5まで100日前集会が、2010年7月3日に開催されました。

 ●機関紙「共生の時代」2009年7月号(9面)  (クリックすると別のウィンドウが開きます)
MOP5市民ネット(食と農から生物多様性を考える市民ネットワーク)をGMに反対する全国の仲間とたちあげました。
2010年名古屋市で開催される国際会議、COP10、MOP5に照準を合わせ、世界の消費者・農家とともに食と農を自分たちの手に取り戻し、生物多様性を守ることを目的に設立されました。GM生物が及ぼす影響を広く知らせ、生態系、種、遺伝子という視点から、国際条約の実効性や国内法の充実などを実現する取り組みを行っています。


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