グリーンコープの「六ヶ所再処理工場反対」への経過について

「生命(いのち)・自然・くらし」を守るという理念のもと、グリーンコープは脱原発を掲げ、さまざまな活動に取り組んできました。

2007年6月の「六ヶ所再処理工場反対」の特別決議にいたるまでの検討の経過をお知らせします。
青森県六ヶ所村の再処理工場
青森県六ヶ所村の再処理工場


●2006年5月 「青森県六ヶ所村での核燃料再処理施設のアクティブ試験による放射性物質を含む廃液の一部が太平洋に排出された件について、グリーンコープとして何かできることはないか」との理事からの提起を受けて、理事会として意見交換しました。
⇒原発と六ヶ所村での核燃料再処理とは性格が少し違うようなので、組織委員会でもう少し調査し、問題の性格、問題の設定の仕方などを検討することにしました。


●2006年11月 組織委員会より「六ヶ所再処理工場の問題点」について以下の4点が提出されました。
○必要のない施設
○稼動における危険性の問題
○再処理することで増える放射性廃棄物
○膨大なコスト
⇒連合理事会で検討し、次の3点を確認しました。
◆組合員に広く知らせることが大事である。学習会等については会員生協ごとに相談してはいかがか。
◆会員生協の学習会の様子を機関紙「共生の時代」に掲載し、広く組合員に知らせる。
◆反対運動に取り組んでいる市民団体などの情報や関連の情報については連合を通して媒介する。


●2007年5月  それまで塩ビラップ返却運動などさまざまな場面で連帯してきた他生協及び他団体と共に、「六ヶ所再処理工場への対応に関する相談」の場を持ち、意見交換を行いました。
  • 生活協同組合あいコープみやぎ
  • 生活協同組合連合会きらり
  • 生活協同組合連合会グリーンコープ連合
  • 生活クラブ事業連合生活協同組合連合会
  • 大地を守る会
  • 日本消費者連盟

<出された意見>

  • 稼動した場合、海水をはじめ大気の著しい汚染が予測され、これは、現地・青森や宮城など東北地方だけではなく、日本全体の問題である。また、この稼動を許すことは、将来に向けた食と環境を破壊することでもある。
  • それぞれの組織として、これまで「六ヶ所再処理工場」への取り組みを具体的に検討してきたわけではない。しかしネットワークとして、消費者としての阻止行動がつくれるのではないか。
  • 水産物と農作物、産地をどう守るか。汚染がはじまったら、消費者としてどのようにできるか。
  • まずは稼動を阻止するために、今からでも消費者としてできることを精一杯取り組んでいこう。各組織で組合員や会員へ、再処理工場の問題点を広く伝えながら、集会や署名活動に取り組むことで意識を喚起し、消費者の声を現地や行政に届けていこう。
  • 稼動阻止の取り組みはもちろんだが、もしも稼動し汚染が始まった場合、その後のことも考える必要がある。汚染がどの程度であったら、食べられるのか。基準がない中、自主的な基準を想定して「これを超えたら、商品として取り扱わない」を皆で決める用意も必要なはずだ。
  • 汚染の検査体制を自前で持つことは非常に重要。独自に検査をすることは、国策によって大気と水を汚染していることを明確にできる。また同時に、市民の責任についても意識すべきである。
  • 風評被害も心配されるが、生産者のせいではない。消費者として生産者とどのように連帯し、すすめていくかが大切。
⇒組織名称を「『六ヶ所再処理工場』に反対し放射能汚染を阻止する全国ネットワーク」と確認し、上記団体を呼びかけ団体とする。

―目的と運動方針―
「六ヶ所再処理工場」の本格稼動に反対し、その中止を求め、
1.放射能汚染による風評被害や実被害を発生させないように行動する決意を表明します
2.自主的に放射能汚染を監視し、自然環境や第一次産業を守り育てることを宣言します。
3.私たちは、生産者と連携し、産地と消費者をつなげ続けていくことを宣言します。
4.「六ヶ所再処理工場」による空と海の放射能汚染に反対し、豊かな自然環境と生命と食べものを守る運動の大きなうねりを、ともに創ることを呼びかけます。

※2007年11月パルシステム生活協同組合連合会が呼びかけ団体に加入


●2007年6月  グリーンコープ連合第十五期通常総会(2007年6月)にて、特別決議 「六ヶ所再処理工場」に反対し放射能汚染を阻止する全国ネットワーク(阻止ネット)の共同声明「私たちは、六ヶ所村の使用済み核燃料再処理工場の本格稼動に反対します!〜豊かな自然、食べもの、そして生命を守る運動を呼びかけます〜」 を採択しました。


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